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pTeX 再考

今回、どうしてもバーコードを印刷したかったので

PSTricks をインストールしたかったのですが、
今の環境では動作しなかったので、ここで別なルートで対応をすることにした。

 現在利用している teTeX は既に開発が止まっているので今時な TexLiveを試してみようと思う。

現在の環境は OpenSUSE 10.3x64 です。(時間を見てSolarisにも試してみよう)

入手場所とホームページ(チョット嘘があります、説明は途中に。。)
ptexlive
Tex Live (RING プロジェクト)
PSTricks (RING プロジェクト)

インストールの手順
初めに TeX Live をインストールしておく。。
 準備するファイル
 ptexlive-20080715.tar.gz
 texlive2007-live-20070212.iso.zip
 作業時の最新版がよいと思うが。。。。
(TeX Liveの最新は texlive2008.iso.lzma だった READMEでは texlive2007-live-20070212.iso.zip なので注意すること&よくREADMEを読もう RINGの中に見当たらないのでユタ大からダウンロードしました(日本で見つからなくてごめんなさい))
 
 手順
 1)texlive2007-live-20070212.iso.zip を解凍して loopback で mount します。
   mount -t iso9660 -o loop ./texlive2007-live-20070212.iso /foo/bar
 2) ptexlive-20YYMMDD.tar.gz を解凍して ptexlive-20YYMMDD ディレクトリーに移動します
   tar xvfz ptexlive-20YYMMDD.tar.gz
   cd ptexlive-20YYMMDD
 3) ptexlive.cfg を作成編集します。
   nkf --utf8 ptexlive.sample > ptexlive.cfg
   vi ptexlive.cfg (次の2ヶ所を訂正しました)
     11c11,12
     < ISO_DIR=/mnt/cdrom
     ---
     > ISO_DIR=/foo/bar
     > # ISO_DIR=/mnt/cdrom
     103a105
     > KANJI_CODE=UTF8
 4) make します。
   $ make
   $ make otf (OTFパッケージも入れるなら)
   $ make babel (pTeXでBabelマクロも使うなら)
   $ make font
   $ make test
   root になって
   # make install

PATH を通しておきましょう。。
PATH=/usr/local/texlive/bin:$PATH
を追加。

次に PSTricks のインストール
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?PSTricks ここを参考に
 はじめに
http://tug.org/PSTricks/ ここから PSTricks-TDS.tgz をダウンロードする。 (ここでも RINGから見つからないので。。)
RINGから pst-barcode.zip をダウンロードしておく。

次に
mkdir $HOME/opt/texmf/
export TEXMFLOCAL=$HOME/opt/texmf/
を設定する
cd $TEXMFLOCAL
tar PSTricks-TDS.tgz
 でインストールの完了です。(かんたん!!)
 ※ export TEXMFLOCAL=$HOME/opt/texmf/ で SETENV ファイルに設定の事!!

 pst-barcode のインストール

unzip pst-barcode.zip
cd pst-barcode
cp *.tex $TEXMFLOCAL/tex/generic/pstricks
cp *.sty $TEXMFLOCAL/tex/latex/pstricks
cp *.pro $TEXMFLOCAL/dvips/pstricks
mktexlsr

でよい。

バーコードの表示は
% \begin{LTXexample}[width=.3\linewidth]
\begin{pspicture}(3,1.2in)
\psbarcode[scalex=0.8,scaley=0.8]{9781860742712}{includetext guardwhitespace}{ea
n13}
\end{pspicture}
% \end{LTXexample}
で出来る。。


PDF を作成するときの手順
TeX Live の変更に伴い
 コマンド名や手順が変わった。。

platex --kanji=utf8 ./$1.tex
pdvips ./$1.dvi
ps2pdf13 -sPAPERSIZE=a4 ./$1.ps

 

http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Make#saac55c2

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2008年11月14日 17:12に投稿されたエントリーのページです。

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